2016.11.02更新

急に寒くなりましたね。

季節の変わり目には昔から体調を崩しやすいと言われていましたが、歯周病にも当てはまることが岡山大学で実験で検証されました。

気圧、気温、風速の3つが慢性歯周病の急性憎悪に関わっていることが判明しました。

例えば気圧が急激に低下する台風等の通過2日後、気温が急上昇して真夏日になった翌日等が歯周炎の急性化の恐れがあるとの事です。この状況は喘息、関節痛、うつ病等他の病気とも共通します。また、風速が大きい3日ごに急性い症状の発生が減るというデータがあります。

気圧、気温の変化は交感神経を刺激して末梢血管の血液の流れを悪くして痛みや腫れを引き起こし、気圧変化はホルモンに影響し特にアドレナリンは歯周病菌の増殖に関係している事がわかってますし、気温が上がると炎症に関わるサイトカインが分泌され痛みや腫れを引き起こすと思われます。

難しくなりましたが、いずれにせよ病気と気象とは密接な関係が証明されたという事で、特に歯周病をお持ちの方は少なくても、冬前、夏前の年2回、季節の変わり目を目安に健診にいらして、お口のケアーを心掛け痛くて辛い思いを避けたいものですね。

 

 

投稿者: とよつぐ歯科クリニック